デザインの目覚めは、三角風車のパターンから。

自分がいつからデザインに興味を持っていたのか。

たまにそんなことを思い出すことがあります。

デザインのようなものを作ったことで覚えているのが、小学4年生の図工の時間。

「木製のトレイに、彫刻刀で好きなものを掘ってください」

という課題が出ました。

みんながキャラクターや好きなものを掘る中、

僕が選んだのは、三角風車のような幾何学模様のパターン。

繰り返し描いては、バランスを見て修正し、

細かい線を丁寧に彫っていく作業に夢中になっていたのを覚えています。

完成したとき、その仕上がりに自分なりに満足していました。

「きれいにできた」と思っていた。

でも、周りを見渡して驚きました。

友達の多くはドラゴンボールのキャラクターなど、人気の漫画を彫っていて、

明らかに自分だけ“違う方向”に向かっていた。

そのとき、なんだか少し恥ずかしかった。

「ちょっと変なことしちゃったかな」って。

でも、今思えば、あれが自分にとっての“デザインの目覚め”だったのかもしれません。

“絵を描く”ではなく、“形を構成する”ことに惹かれていた。

「かっこよく整っているもの」「パターンとしての美しさ」

そういうものに、なぜか昔から惹かれていたような気がします。

きっと、あの頃から何かが始まっていた。

「人とはちょっと違う視点」を持っていたあの感覚が、

今の自分の“軸”になっている気がします。

※画像はAIで生成したものです

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